水槽に入れていないウィローモスの元気がなくなってきたので、過去に失敗した実験のやり直しです。昨日は準備だけで終わってしまいましたが、巻き終わりましたので開始します。
昨日の記事はこちら
>>ウィローモスリベンジ。炭酸水で育ちやすいのかもう一度確かめます。
「ウィローモスは低光量、CO2添加なしでも育つよ」と言われています。
確かに、ウィローモスはコケの仲間なので強い光は好まないかもしれません。しかし、光合成をする植物なのである程度の光は必要です。その証拠に、成長して茂ってくると、光の当たりにくい下の方から枯れてきます。
CO2に関しては添加しなくても普通に育つと思いますが、添加した方が良く育つという話も聞きます。実際に試そうとしましたが、途中で中断してしまいました。
その時の記事はこちら
>>ウィローモスに炭酸水で二酸化炭素を添加するとどうなる!?
CO2添加装置に使用した炭酸水の効力が1週間程度続いたのですが、次のボトルに替えるタイミングを逃し、頓挫しました。
その他、肥料を与えると藻が発生し、ウィローモスに絡みつき成長が阻害されるというのもよく聞きます。経験はありませんが、想像がつきますので肥料はなくて良さそうですね。
あと、コケなのでいつも湿っている状態なら水上でも成長します。これを利用して、縛らずに活着させる方法というのも試したことがあります。
1ヶ月半待ちましたが全く活着しませんでした。成長もあまり見られませんでした。おそらく温度が低かった為だろうと想像しています。
という訳で、今回はいくつか条件を変えて成長具合を比較する実験をしようと思います。
調べる内容は3つです。
その1、水道水の中・薄めた炭酸水の中・立ち上げた水槽の中で成長の仕方が変わるか。
その2、縛らずに活着できるか炭酸水編。
その3、普通のウィローモスと南米ウィローモスで成長の仕方が変わるか。こちらは、普通のウィローモスの方が成長が早いと言われていますので、上の二つの実験を両方のモスで行い、比べてみたいと思います。
その1を調べるために普通のモスと南米モスを3個ずつ巻きました。
巻き方が雑ですね。ここら辺がよく失敗する原因かも。1cmくらいに切った方が新芽が出やすいようですが、巻きづらいのでちょっと長めにしました。重ならないようにかなりスカスカに巻いています。
普通のモスと南米モスのセットを、水道水を入れたタッパ、薄めた炭酸水を入れたタッパ、外掛けフィルターを回している水槽にそれぞれ入れました。
炭酸水は1/2に薄めています。水槽の方はLEDが6時間半点灯する設定になっています。水槽の水温は23℃前後です。水槽は新規に立ち上げたもので、今のところ生体は入れる予定はありません。
その2の方は、石の上にモスを並べてタッパに入れ、炭酸水の原液を石の底が浸るぐらい注ぎました。
3つのタッパはこんな感じで窓際に置いてみました。
水槽部屋の一角です。普段は締め切っているカーテンの裾をまくって光を取り込む作戦ですが、ガラスの向こうには雪の壁があり、それほど光は入りません。ちょっと暗いですかね?
さらに、部屋全体は暖かいですが窓際は冷気が入ります。大丈夫かな?不安要素を残しながらスタートです。ちなみに、室温は22℃~28℃を行ったり来たり。
タッパの中の水や炭酸水は1~2日置きに取り替えます。とりあえずこんな感じで様子を見ようと思います。不定期に報告しながら今回は最後までやり切るぞ。
では、今日はこの辺で
3週間後の様子はこちら。