安くて簡単!エビ飼育の水合せや足し水に使える点滴の作り方。

ご訪問頂きありがとうございます。ご意見ご質問等ありましたら、いつでもどなたでもコメントしてください。雑談も歓迎です。

旅行や出張、自然災害などで日常の水槽管理ができない時があります。そんな時の心配事の一つは水の蒸発です。我が家の周辺では吹雪で通行止めになることが多く、エビ小屋へお世話に行けない日が何度かあります。

そんな時の事を考えた記事がこちら。

>>水槽の管理ができない時に心配な、水位の低下について思うこと。

特に上部式フィルターや外掛け式フィルターのような水を汲み上げる仕組みの装置の場合、ある程度の水位がないと故障の原因にもなります。

やむを得ず長期間放置になる場合に、少しでもリスクを減らす方法はないかと考え、サイフォンの原理を利用した点滴法の足し水装置をつくろうと考えました。しかも、できるだけ安く、できるだけ簡単に。その方法を紹介します。

また、この装置は点滴法による水合わせにも使えますよ。

必要な道具はこれだけ

エアーチューブと一方コック。

今回、わたくしはこちらの商品しか手に入らなかったので、これを使いました。コックとチューブがセットで楽ちんです。

調整のしやすさなどを考えると、こんなのが手に入る人はこっちの方が良さそうです。

別途、エアーチューブが必要ですが、水槽がたくさんある場合にはコックもチューブもまとめ買いの方がお得です。でも、我が街には売っていないので‥

まぁ、これだけで装置は作れるのですが、給水側のエアチューブの先端をタンクに沈めるために、エアストーンを付けたらおもりになるかなと考え、こんなものも使ってみました。

給水タンクにペットボトルを使用することを想定して、ペットボトルの口に入る大きさでこれを選びました。でも、これは軽すぎてダメですね。無いよりは良いですが、あまり意味がないです。

重量感のあるエアストーンなら付けた方が良いと思いますが、丸いタイプだとペットボトルの口には入りませんよね。給水タンクがバケツやプラケのようなものだったら良いと思います。

ただし、水を吸い上げるのは水位がストーンの上に達したら終わりです。細長いタイプのストーンは効率が悪いですので注意してください。

おもりが無くても給水口がタンクの底に達するようにキスゴムなどで固定できれば良いのでストーンは無くてもOKです。

あると便利なもの

チューブやコックを固定するためのキスゴム(吸盤)。小さいサイズで大丈夫だと思います。アクア用のものが1個30円ぐらい~あります。ちなみに、某100均でもエアーチューブ用のキスゴムが4個で108円でした。

あとは、呼び水をしてやらないと滴下が始まりません。給水口をタンクに入れて、排水側から吸ってやり、チューブに水が満たされることによって水が流れ出します。

この時の吸う方法は、口で吸う・注射器で吸う・スポイトで吸う‥吸えれば何でも良いのです。ただ、口で吸った場合は口の中まで水が入ることも多いので、嫌な方は注射器やスポイト等を使いましょう。

100均の化粧品コーナーで発見した注射器です。

エアチューブにちょうどピッタリのサイズでした。

作り方

本体は、エアーチューブに一方コックを差し込むだけです。

お好みで、給水側にストーン付けてもOK、付けなくてもOK。

これだけでも使えますが、固定用にキスゴムがあった方が良いでしょう。

今回はタンクにペットボトルを利用していますが、バケツ、プラケ、タッパー等々何でも良いです。水槽周りのスペースや必要な水の量に合せてタンクを選んでください。

これで、装置は完成です。

調整の方法

今回の目的は、留守中の水の蒸発を補うことなので、蒸発量と足し水の速さがある程度同じでなければ意味がありません。なので、蒸発量に合せた滴下の速さを決める必要があります。まぁ、ある程度アバウトにはなりますが‥

まずは、蒸発量の調べ方ですが‥説明するまでもないと思いますが、現在の水位に印を付け、何時間でどれだけ減るか調べましょう。ただし、蒸発量は気温・水温・湿度等によって変わるので、最低でも24時間~48時間くらいの経過を見て判断した方が良いと思います。

ちなみに、我が家では、平均400ml~500ml/日くらいです。

次に、お使いの一方コックが1滴当たり何mlか求める必要があります。1滴の水の量を量るのは難しいので、100滴とか200滴で調べましょう。

ちなみに、上記の一方コックは200滴で10mlでしたので、1滴当たり0.05mlです。調べ方ですが、計量カップ、ビーカー、メスシリンダー等に、滴を数えながら滴下して水位を読み取るだけです。何度か繰り返して平均を取った方が誤差が少なくなると思います。

量る容器は小さ目の方が読み取りやすいと思います。わたくしは100均に売っていた50mlのビーカーを使いましたが、液体の薬を量るカップでも良いですね。我が家にたくさんあることを忘れていました。

実際に使ってみると、蒸発量も滴下量も計算通りにはならないことが多いかもしれませんが、概ね、水槽の水位を大幅に変えることなく使えるハズです。

計算から、我が家では10秒に1滴で使用しています。蒸発量が変われば滴下速度を変えて調節します。

設置の方法

タンクを水槽より高い位置に置き、水滴が水槽内に落ちるように一方コックを設置してください。注意としては、一方コックの口が水槽の水面に着いちゃうと滴下の速さが変わるので、水面より高い位置からポタポタ落ちるようにしましょう。

設置例

置いただけー。みなさんはもっとセンスよく置くんだろうな

結局、今回のこれは、1個あたり350円くらいでできました。一方コックやエアチューブをまとめて買うと、もっと安く仕上がりそうです。

以上です。最後までお付き合い頂きありがとうございました
チューブにコックを差しただけなのに、説明をこんなに長くしてしまってゴメンナサイねぇ

では、今日はこの辺で

 
PVアクセスランキング にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする