稚エビの育て方は飼育者のスタイルによって色々ありますよね
大きな水槽で自然に繁殖させるタイプ、サテライトで育てるタイプ、幼稚園水槽を用意して育てるタイプ‥
我が家は幼稚園水槽のタイプです水槽の仕様は、親個体も含めて薄敷きソイルにちょこっとだけウィローモスを配置して、外掛けフィルターにスポンジを付けています。
ソイルを洗って脱塩素処理をした水道水を注ぎ、即日投入というスタイルです。割とシンプルな方法だと思うのですが、水槽によって状態が変わります。
良い状態の水槽は、緑のコケがうっすらと生え、悪い状態の水槽は茶ゴケ等が生えたりします。
同じように飼育しているつもりでもエサの量が多かったりすると状態が悪くなることもあります。抱卵個体はエサ食いが悪くなることもあるので注意が必要です。
生まれたばかりの稚エビは小さくて色も薄いので確認するのは難しいですが、2日に1度くらいのペースで脱皮をしながら大きくなり、2~3回脱皮すると把握できるようになります。
状態が良い水槽だと、この時点でワサワサと稚エビが動いているのが確認できます。しかし、状態の悪い水槽だと卵の数から比べると何か少ないなぁ‥って感じになります
状態を見極めながら幼稚園水槽を用意しているつもりですが、なかなか上手くいきません
ワサワサと稚エビがいる水槽と、思っていた程は稚エビが確認できない水槽がやっぱりあります
水槽の評価が安定してできるようになることが今の課題です。後は決まった通りにやれば良いのですから
こちら、稚エビがワサワサといる状態の良い水槽です。
親子のように見えますが、違いますこの子達を産んだ親は、もう既に別の親チーム水槽に移しました真ん中にいるのはハッチアウトを待つ抱卵個体です。
こちらは歩留まりがイマイチな水槽の稚エビ達。
多めの換水で誤魔化しながら様子を見ています。もともとの卵の数から見て7~8割の稚エビの数じゃないかなと思います。
稚エビの歩留まりに関しては「水」が関係していることは間違いと思います。水の何が?というと「汚れ具合」「ミネラル成分」「温度」‥かな。
汚れ具合に関しては言うまでもありませんね汚れた水では親でも生きられません。
ミネラル成分に関してはTDSで判断していますが、明確な量は分かりませんTDSを高めにすると歩留まりが良くなると言っている人もいます。何となく頷けます。
温度に関しては、当然、適正温度の範囲内でなければいけません。しかし、親個体よりは融通が利くような気がします。
その他、歩留まりに関して水深との関係を言っている人もいますが、30cm~90cm位の水槽の範囲なら関係ないんじゃないかなぁって思います。少なくとも水深に関しては、我が家は全て同じ条件なので関係ないでしょう。
いずれにしても歩留まりが良くなければ、いくら抱卵しても増えません。条件を整える点で言うと、抱卵させることよりも歩留まりを上げる事の方が難しいと思います。
もっと経験を積んで、安定した繁殖を目指します。
では、今日はこの辺で