レッドビーシュリンプの混泳について
結論から言うと、レッドビーシュリンプを増やしたいなら混泳はやめましょう。
水草や流木を綺麗にレイアウトしてお気に入りの魚を泳がせている水槽に、赤白の小さいて可愛いエビがいたら癒され度もUPしそうです。しかし、多くの魚はレッドビーシュリンプを補食してしまいます。親エビを補食できない位の小さい魚でも、稚エビは食べられてしまいます。
仮に生き延びたとしても、他の魚たちのエサや糞による水の汚れ、他の魚たちから受けるストレス等々、レッドビーシュリンプにとっては過酷な生活環境であることは間違いないです。
しっかり隠れられるようにウィローモスでモサモサのジャングルにして‥なんて方法も考えられますが、これだとエビの姿は滅多に見られませんよね。意味がありません。
コケ掃除として有名な、ミナミヌマエビ、貝類、オトシンクルス等はレッドビーシュリンプに直接影響を与えないので混泳可能ではあります。しかし、生体が増えた分、糞が多くなり水が汚れる、レッドビーシュリンプのえさを食べてしまう‥悪いことの方が多いような気がします。コケ掃除が目的なら人の手でやった方が良いです。
レッドビーシュリンプ飼育の魅力
レッドビーシュリンプの魅力は‥見た目の美しさ、動きの可愛らしさ、そして、なんといっても繁殖の楽しさでしょう。レッドビーシュリンプを飼育している人のほとんどが如何に繁殖させるかってことを考えていると思います。
大きな水槽で親エビと稚エビがうじゃうじゃいるような飼い方もあれば、小さい水槽を何本も用意して気に入った親エビ同士を掛け合わせるやり方等、方法は様々です。
水草や流木も入れて鑑賞を楽しみながら、とにかく増やしたいって人なら前者だし、より綺麗な個体や自分好みの個体を作りたいって人なら後者が向いてますよね。
えびRockは後者を選択し飼育しています。しかも、水槽内にはソイルと少量のウィローモスを入れるだけで他には何も配置しません。その方がエビちゃんがよく見えるし、掬いやすいから。バクテリアを入れて水作りもしません。温度管理と換水と定期的な水槽リセットだけです。簡単です。
レッドビーシュリンプ飼育・繁殖に関してネット上を含め様々な情報があります。どの方法も、それぞれの飼育者が長年の経験から確立したものですので、どれも間違いではありません。でも、中には手順が複雑だったり、生体投入まで時間がかかるなどの方法もあり、飼育が難しいというイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし、簡単な方法もあります。以前のブームの時から見ると値段もかなり下がっていて手を出し易い状況になったと思います。これを期にレッドビーシュリンプ愛好者が増えて再ブームが起こらないかなぁと夢を見ています。