先日から、「エビは酸欠に弱いからエアレーションが必要」って良く目にするけど本当か?について考えています。
前回は「エビは酸欠に弱い」と言われている事について書きました。前回の記事はこちら。
今回のシリーズは、実験や調査の結果から導き出した答えではなく、あくまでも私見という事で押さえてください。
エビに限らず、生命を維持するのに必要な酸素の量が供給されなければ、どんな生物でも生きてはいられません。
そして、必要な酸素の量は生物によって違いがあります。どちらかというとエビに必要な酸素量は少ない方なんじゃないかと思っています。
そうでなければ、ビニール袋にせいぜい2Lくらいの飼育水を入れた状態で発送なんてできないと思います。‥なんて事を考えていたら、10匹を袋に入れて5日間置いても大丈夫だったと仰っている方もいました。
さて、今日の本題です。水槽内の酸素が不足するのどんなとき?酸素が減るとどうなるの?
水槽内の酸素が不足‥というか通常より少なくなる状況を考えて見ます。
・水槽内に水の対流がない時。
これについては次回お話します。
・エビの数がやたらと多い時。
個体数に比例して酸素の消費量が増えます。
・バクテリアが活発にはたらいている時、バクテリアが多い時。
バクテリアは酸素を使って活動します。
・水草が多い水槽の夜間。
夜間は水草も呼吸をします。
‥要するに、生物が多い水槽内では酸素の消費量も多いという事です。当たり前ですね。
ただ、よほど過密な状態でない限り、エビや水草が消費する量で致命的になることはないような気がします。超私見ですけど。
問題なのはバクテリアですね。バクテリアは酸化によって物質を分解していきますから、エビの数が多いとバクテリアの活動も増え酸素が余計に使われる事になります。
また、この様な場合は水が汚れるのも早くなるので悪影響も出やすいと思います。
さらに、酸素が極端に減ると別のバクテリアが硝酸塩を亜硝酸塩に戻したり、硫化水素を発生させたり‥と、まぁ単純に酸素が足りないからエビが死ぬのではなくて、他の影響が増える事も考えられます。
今回は酸欠がテーマの一つなので酸素を中心にした話ですが、結局のところ、普通の飼育環境で酸欠が直接の原因で死ぬ事ってあんまりないような気がします。
次回は「水槽内の酸素を増やす事について」を書きたいと思います。
では、今日はこの辺で
この記事の続きはこちら。
コメント
こんばんは。
僕も、極端な環境でない限り酸欠で☆になる事はないと思っています。
記事に書いてある別の原因がポイントだと思います^ ^
実際、袋の中で2.3日でしたら全然平気です笑
SSSさん こんにちは。
そうですよね。
そうじゃなきゃ袋に入れて移動何かできませんよね。