最近、アンモニアを調べる試薬を手に入れて張り切って色々と調べていました。今さら‥ふと気付いたことがあります。
多くの人が使っているであろうこちらの商品です。
さらっとスルーしていたのですが、ここに大事なことが表示されてました。
この商品はアンモニアとアンモニウムイオンを検出するのですね。気付くの遅-い。
アンモニアはpH7以下の水の中では99%以上がアンモニウムイオンになっています。この試薬を使って水槽内からアンモニアが検出されたとしてもアンモニウムイオンの状態で存在している訳です。
アンモニアは毒性の強い物質です。ヒトでも思いっきり吸い込んじゃうと死んじゃう場合もあります。しかし、アンモニウムイオンの状態だと毒性はほとんどありません。
水槽内では、栄養系ソイル、餌、糞などからアンモニアが発生する場合があります。でも、pHが7を超えていなければアンモニウムイオンの状態なので、とりあえず大丈夫ということですね。
とりあえず‥は大丈夫でもそのまま放置しているとどんどん蓄積されていき、いずれ許容量を超えてしまうので対処が必要です。
多くの人がやっている対処方法は、アンモニアを分解するバクテリアを増やすことです。我が家ではやっていませんが‥
ニトロソモナス属のバクテリアがアンモニアを亜硝酸塩に、ニトロバクター属のバクテリアが亜硝酸を硝酸塩に分解するようです。
毒性の高さが、アンモニア>亜硝酸塩>硝酸塩 で、硝酸塩まで分解されると毒性はかなり低くなります。
毒性がかなり低くなったとはいえ、やはり蓄積するとまずいので対処が必要です。
別のバクテリアのはたらきで、硝酸塩を最終的に窒素まで分解する方法もあるようですが、難しいようで、ここまでやっている人はほとんどいないでしょう。
では、何をするか?‥換水しかないですね。みなさんやってますよね?
話が戻りますが、アンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩という流れで考えていますが、実際の水槽の中は、アンモニウムイオン→亜硝酸イオン→硝酸イオン という変化ですかね?これだと一旦毒性が高くなっていませんか?まぁ気にすることの程でもないのかな。
話がまとまりませんが、我が家の水槽ではバクテリアが育っていないのでアンモニウムイオンがいっぱい‥というお話でした笑。
では、今日はこの辺で