昨日、エビ小屋での作業中に、嫁から「何か黒くてライターくらいの大きさの生き物が壁際を素早く横切った」と連絡がありました。怖いから早く戻れるか?ということで作業を途中にして戻ったのでした。
ライターぐらいの大きさって‥もし、虫系の生物だったとしたら大きいですよね?まぁ、気が動転している嫁の証言ですので当てになりませんが、きっとそれなりに大きいのでしょう。
ですが、いずれにしても大きな虫系の生物だったとしたら耐えられません。とっても苦手です。再度「虫みたいな感じだった?ネズミみたいな感じだった?」と尋ねましたが、やはり要領を得ません。
チョウチョ、トンボ、カブトムシ、クワガタなら大丈夫。それ以外の昆虫類、クモ類、多足類ならアウト。さらにそんなに大きいものなら卒倒です。
チョウチョは大丈夫だけど蛾はダメです。クモなら小さくてもヤバイです。そんなわたくしを呼び戻した嫁はもっと大変です。
恐る恐る目撃した辺りの物を動かして確認しましたが何もいません。次に姿を現すまで待つしかないようです。
正体が分からないこの段階が一番恐怖です。なにせ目撃していないわたくしは妄想が膨らんでいますので‥。
わたくし以外のみんなが寝静まった後に奴は姿を現しました。
視界の隅の方で何やら黒い物体が移動しています。確かに素早い動きですが凝視すると、丸みを帯びた体にフサフサと毛が生えているようです。四つ足でちょこちょこと動いています。
虫系ではなくほ乳類のようです。おそらくネズミのようなものでしょう。ここでちょっと一安心。
正体が少し掴めたので対策が立てられます。何故か未使用のねずみ取りが家にありました。粘着性のやつです。こいつを通り道になりそうなところに数カ所設置して寝ました。
前置きが長かったですね。朝起きたら捕まってました。こんな感じの動物です。
出展 Wikipedia
実物の写真もありますが、死んだネズミの画像をブログに載せるのをためらって止めました。
Twitterでは情報の収集もしたかったので実際の写真も載せています。興味のある方はご覧ください。
で、このネズミ‥ネズミ?‥モグラ?って感じでスルーできなかったのでちょっと調べて見た訳です。
どうやら、トガリネズミ目トガリネズミ科の仲間だろうなということは分かりました。ネズミと名前が付いていますがモグラの仲間のようです。
さらにその先に、トガリネズミ亜科とジネズミ亜科と分かれていて、もしジネズミだとしたら確認されている生息域を越えています。
現在確認されている野生のジネズミの生息域の最北端は旭川のようです。2014年に発表されています。我が街は旭川よりさらに約250km程北にあります。
もし、4年で生息域を広げていたとしたら‥なんて事を思い、お役所に連絡を入れました。
だってね、トガリネズミだって見たのは‥聞いたことすら初めてなのですよ。で、調べてたら侵入生物のリストに載ってるし、つい最近近くまで来てるし‥。
どこに問い合わせて良いかなんて分からないので、親分の日本環境研究所からスタートして、たらい回しにされながら、やっと地域庁舎の環境系の部署が相手してくれました。
我が家まで取りに来てくれて、調べてくれたようです。彼らの中にも専門家はいないと思いますが、一所懸命調べてくれたと思います。
調査結果を連絡してくれましたが、ジネズミの仲間ではなくトガリネズミの仲間だろうという結論です。歯の色の特徴から判断したようです。
あぁ、ちなみに家の中でネズミが捕まるのは北海道あるあるではありませんので誤解しませんように(笑
そんなこんなでエビ小屋での作業は進みませんでした。昨日、給水状態で放置した足し水装置ですが、ここまで吸ってました。
ストーンのところまでですね。当たり前ですね。当たり前で良かったです。引き続き蒸発量と足し水のスピードのバランス取って完成させます。
今日は,この辺で